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私のYouTube配信への思い
毎年この季節の軽井沢は、雨の日が多い。雨が降るたびに春が近づいて行く。
その雨は霧のようで、日本語では春雨(harusame)という言葉で表す。
それは何と美しい音の響き。
その音は、サラサラと静かに私の心に沁みいる。
私はその音に耳を傾けながら、夜もずっとメゾチントの版を削っていた。
4月1日にYouTube の動画収録があるので、そのための準備を今日から始めました。その内容は、日本人の版画作家の紹介と日本人の版画に対する意識についてになる予定です(台本があるわけではないので、違う話に発展する場合もあります)。
YouTubeでは、今一番関心のあることを語るのが、私にとって一番話し易く勉強になります。多分聞く人にも伝わりやすいと思う。登録者数云々も大切ですが、自分自身が楽しんで動画配信に取り組める部分も私は大切にして、息の長い活動を考えています。
私のかつての実家には、いつもラジオ放送が流れていました。その中に、父がチューナー設定したクラシック音楽「音楽の泉」が私のお気に入りの番組でした。当時の私は、クラシックよりもブリティッシュ・ハードロックに洗脳されていたけれど、そんな私の心を揺さぶったのが、解説者の皆川達夫さんのお話し。一度もお会いしたことがない人ですが、私にとっては、崇高さや清らかさをこのお話から受け取ることが出来たのです。そういう人の存在に出会えることは、本当に稀なこと。そういう人のお話を毎週聞けたことは、奇跡のようなことだと今は思えるのです。なんと、皆川さんは、1988年から2020年まで続けていらっしゃった。
皆川さんの解説は、私には、到底到達できないような崇高さなのですが、それでも12年という月日をかけて取り組んでみたいと考えるのです。私がアートを通して、どれほど救われ、生きる喜びを感じ、勉強になったり、人と交流できたり、制作に邁進して来れたか。そういう気持ちを配信に込めて行きたいのです。
本日も動画が配信されました。是非ご視聴よろしくお願い致します。
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