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鉛筆画を版画の下絵として活用すること:アナログアート
今朝起きた時に、次のメゾチント作品のアイデアが思い浮かびました。
そのアイデアとは、昨年の私の鉛筆画を版画の下絵として活用することでした。
何枚もある私のドローイングの中から、私は鉛筆素描の「シンソウノハナ」を選び、その画像をPhotoshopで24x18cmの版のサイズに縮小して反転させました。それをインクジェットプリンターでA4普通用紙にプリントアウトしました。思ったよりもプリンターの出力画像のクオリティーが高く驚きです。
(よく考えてみると、こうしたハイスペックのプリンターが一般普及していなかったためにに、かつて銅版画は活用されていたわけで、これをなぜわざわざ古い印刷技術で銅版を作ってまで刷り上げるのか、どこか変だなと正直思いました。こういうのをレトロアートとか、アナログアートと表現できそうです。「高度なAI時代に、必ず退行現象が起きる」と、昔子供の頃に読んだ藤子不二雄の漫画や手塚治虫の漫画にもそのような文化が描かれていたように記憶します。)
その後私は、プリントアウトした紙の裏にグラファイトで黒く塗りつぶして、カーボン用紙のようにして、下絵を銅版に投写させようとして失敗しました。鉛筆の芯であるグラファイトは、目立てされたメゾチントの上では、ハッキリしませんでした。
カーボン用紙が必要と気づいたのですが、あいにく家には買い置きがありませんでした。でもある閃きが脳裏に浮かんだのです。宅配が着払いで届く時に受け取る伝票の裏側は、カーボン用紙になっているのです。その伝票を探したら、何枚も見つかったのでした。それらの伝票は小さいけれど、上から鉛筆でなぞると、ハッキリ黒い線が下の銅版に写ったのでした。
今日はそういう作業で1日があっという間に過ぎて行きました。昨日私が考えた今日の予定では、私は午前中に図書館に行き、その後買い物をして、帰宅してから昨日の続きの銅版を終わらせるつもりでした。予定どおりの行動をしなかったけれど、新しい銅版を作りはじめることが出来たことだけでも、私は幸せなのです。
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