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カッコウの声を聞きながら
今日の夕方は、しきりにカッコウの声が、聞こえて来ました。とても近くにいるようだったので、窓から周囲を見回してみたのですが、近いといっても、本当は少し離れた近くの林からだったのかもしれません。鳥の声は、不思議なことに、聞こうと意識すると止んでしまいます。本当に不思議です。おそらく潜在意識と強い繋がりのある存在なのだと思う。
たとえば、動物とか子供も潜在意識の世界にあります。なので、そういう存在から本当は多くの気づきをもらうことが出来ます。カッコウの声が何を伝えているのかを、考えることは私にとって楽しいひとときです。
花紬(はなつむぎ)
2023
oil on canvas
22x27.3cm
私自身、手仕事のクラフトや工芸品が好きです。実際に編み物や縫い物もしますし、子供の頃は刺繍、パーパーフラワー、ぬいぐるみ、やきもの、木彫、何でも作りました。ですから、かなり接近している感覚はあります。
ファインアートの絵画の世界では、「工芸品」という言葉をちょっと批判的に使う時があるのですが、私はあまり気にしません。というのは、山口長男の絵画作品のように、日本の工芸的な要素を絵画にうまく取り入れている例もあって、むしろリスペクトすらしているからです。
おそらく、AIの時代のアートは、反クラフト的なものと、クラフト主義的なものとのせめぎ合いが起きることは確実です。
最終的には、やっぱり人間味のある手作業の良さを残す絵画制作に向かう動きが出てくる可能性があります。そして結局は、古典的な絵画技法は、伝統芸とか工芸品的な位置付けで残っていくと思うし、物質にとらわれないアートは、AIに吸収されていく予感があります。
その手前にある現代というのは、混沌としていて、絵画の模索がしばらく続くとは思うのですが、私は迷うことなくクラフトの方向を選びながらも、職人芸とはまた少し違う制作のあり方を考えていくだろうな、というふわっとした予感があります。
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