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注文作品の額装の見積もり
今日もまた作品のご注文がありました。本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
この季節は、掃除や模様替え、整理整頓、断捨離をするのに最適で、昨日は梱包資材の端材で、大型のゴミ箱を自作しました。10年以上前に大作を配送する際に使った半透明のプラ段板を、何かの時に使おうと溜め込んでいたので、それとダンボール板を使って140Lサイズくらいのちょっと見た感じはゴミ箱には見えない箱を作ったのでした。
今日は、溜め込んだ本の整理をしたので、明日は箱に詰めて買い取り業者に送るつもりです。
そんなことをしている中、また断捨離の効果が出て、今日も作品の注文が入りました。2018年に制作した油彩ドローイング「めくるめく」です。額装にこだわりのあるお客様だったので、メールのやり取りをしながら、額縁の見積書を何度もメールで送りました。
作品の紙サイズが31x23cmなので、既製額の場合は、四つ切サイズ(34.8x42.4cm)か大衣サイズ(39.4x50.9cm)の2種類をご提案しました。私がいつも選ぶ額額縁の種類は、「草木」という銘柄のカラーは「乳白色」というものです。木目がうっすら見えていて、色味もナチュラルで作品の邪魔をしないからです。
額装は、作品周囲の空白の幅が結構需要で、良好な幅は7cmくらいと言われているようです。その場合、今回の作品のサイズに対して四つ切サイズは少し窮屈、大衣サイズはちょっと大きすぎるようでした。これは作品の雰囲気とも関係あるので、一概に7cmが絶対というわけでもなく、美術館などで見る額装は、本当に千差万別です。
注文されるお客様の感覚が重要なので、今回は仮想空間で、四つ切サイズ、大衣サイズでの展示をまず最初に比較して見て頂き、その後余白7cm、8cmそれぞれのオーダー額の仮想額装の展示を見て頂いて、結局作品周囲各7cmの余白のあるオーダー額装となりました。お値段はそれなりの金額になるのですが、出来上がりがとても楽しみです。
最初はガラス板の額縁をご希望でした。静電気が付着するのが気になるとのこと。実は、最近の額縁はほとんどアクリル板になっています。取り寄せている額縁店のお話では、やはり配送時に割れやすいというのが一番の原因だそうです。そして「日本では地震がこのところ多いので、アクリル板面の方が安心して皆さん買われます。」ということでした。そうかもしれないなと思い、その旨ご連絡すると同時に、今回のご注文作品が特厚口の油彩用のコットン紙であることと、油絵具が耐光性のある色しか使っていないので、アクリル板を外した状態での額装をご提案しました。油彩ドローイングの利点は、これなのではないかと、初めて実感出来ました。
額装のが必要な作品には、見積もりのやり取りがあって、慣れるまでは大変だったのですが、長年工夫して来たので、最近は以前よりもずっと楽に額装のイメージをお伝えすることができるようになっています。長年お世話になっている額縁屋さんや、工場、いろいろなwebサイトツールのお陰様です。
オーダー額の場合には、あらかじめ下記のような画像を添付して見積もりをしています。
https://artspaces.kunstmatrix.com/node/11804907
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