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制作の方向性を決めるもの
昨日、メルカリで売った本がもう今朝には売れていて、今日は久しぶりに外の空気に触れることが出来ました。
売れた本は、新潮社の『ファン・ゴッホの手紙I・ II』です。今月は、住まいの更新契約料の支払い月に当たり、いつもより出費があったので、本を断捨離することにしました。
この本は、2年前にYouTubeで何回かに分けて朗読したので、内容は十分味わえたし、その後ゴッホについてはもう十分という気持ちがあったので、全く未練はありません。本は読むためのもの。飾って楽しむ人もあるけれど、私は制作の場所に本があまりあると気が散るので、なるべく本は目に見えない場所に保管するタイプなのですが、保管する場所も限られているので、次々と手放します。
本が売れたことで気が緩み、キャンバスの木枠をいくつか注文しました。注文した中に、M15号(65.2x45.5cm)のサイズがあリます。このところ、Fサイズを主に使っていたのですが、たまにこの細長いタイプの構図が描きたくなる時があります。
今までに制作したこのサイズの作品は、「翠」2016と「流れゆく」2017と「雪華」2019で、実は、同じ木枠を使って、新しい制作のたびに完成した作品を外して巻いて保管し、新しくキャンバスを貼って制作、を繰り返していました。
久しぶりに「流れゆく」を見てみたいと思ったら、木枠がすでに「雪華」として売られていることに気づき、急遽買っておくことにしました。キャンバス絵画の良いところは、このように画布を木枠から外して保管できるところです。木枠は大抵、米杉を使っているということもあって、最近は各社一斉に値上がりしてしまいました。買うのを少し躊躇いましたが、今後もっと値上がりするどころか入手困難になる場合もないとも限りません。思い切って購入に踏み切りました。
作品「流れゆく」を改めて見て、それから最近の緑のシリーズを比較したときに、やはりそれなりに油彩の線描も細かくなって、手慣れて来ていることに気づき、比較作品として「流れゆく」も大切な作品になったと思うことが出来ました。
自分の作品が良いか悪いかなどは、すぐには判断がつきませんが、出来上がったすぐよりもしばらくして見た時の感覚は重要です。自分自身の制作の方向性を決めてくれるのは、自分の制作した作品以外にないからです。
今制作している作品(部分)
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