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1000万円の夢
私は滅多に夢を見ません。しかし、これまで見て来た夢は、どれも奇想天外で、予言的であったり、何かの象徴や暗喩であったり、その後の生き方を変える程のメッセージ性があったり、気づきを与えてくれるような、とにかく印象的な夢ばかりです。
今朝、珍しく夢から目が覚めました。あまりに印象的な夢だったので、忘れることはないと思いますが、いつ見た夢か、私がどう感じたかを記録しておくことにします。
私は夢の中で、ちょっと経済的なことを考えていました。たぶん、夢の中で必要な金額が間に合うかどうかを考えている状況でした。その場面で誰かとやり取りしていたかもしれませんが、そこがよく覚えていません。確かその人は若い男の人で、やはりお金のことで色々困っているようでした。
その人がそこから立ち去ると、そこへ、白い麻のスーツを着た立派そうな紳士が現れました。そして私に「今ちょっと困っていて、助けてもらえませんか?」と近寄って来ました。私はてっきりお金の相談かと思い、「私に相談されても….」という感じでした。するとその人は「迷惑はかけません。実はお金を1000万円程使わなければならなくて、それであなたの作品を買おうと思うのです。」と話しかけて来ました。その人は、職業専門学校を経営しているらしく、お金がありすぎて困っていると言うことでした。そして、そのような動機でアート作品を買うことを許してもらえますか?と実に誠実な様子でした。
私は、あの星降る夜に、「天から与えられたものは何でも喜んで受け取ります」と誓ったことを思い出し、「私は何でも受け入れます」と言うと、その人はほっとした様子で「一度に支払いではなく分割なのですが、今回はまずこれをお渡しします」と言って、白い封筒を私に渡しました。その封筒をさわった瞬間、私は「あ、100万円くらい入っている」と感じました。10万円ではなく、かなりの分厚さでしたから。「そうか10回払い」と頭の中で計算しました。
その封筒を受け取ると、その人は忙しいのかどこかに去って行きました。次にいつ支払いなのかとか、作品はどれなのか、どういうタイミングでお渡しすれば良いか話しておかなければならないことがあるのにです。ですが、私は、まずは「このくらいあればそれで十分」と感じたので、心配もせずに、お札を数え始めました。匂いや感触がとてもリアルで現実味がありました。
そこへ最初の若い男の人が来ました。私は、あまり人にお金を見られてはいけないと、そっと封筒を隠しました。しかしその人はそのお金を見て、「助けてもらえませんか?1万円でいいんです」と言うのです。私は「1万円ならすぐに助けられます」とその人に1万円札をお渡ししました。その人は、それ以上は催促することなく「助けてくれてありがとう」と喜んで去って行きました。
ここで目が覚めました。お金の夢はこれが初めてです。一体何のメッセージだったのでしょうか?ついほくそ笑みながら今朝は起床したのでした。
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